お知らせ
- 2024/11/30
特別上映会が終了しました!ご参加いただいた皆様、ありがとうございました
- 2024/11/14
学生レポートに「履修生の声」を追加しました
- 2024/11/13
学生レポートに「チサルアについて」「CRLCについて」を追加しました
- 2024/10/25
特別上映会に関するプレスリリースを配信しました
- 2024/10/11
特設サイトをオープンしました
特別上映会について
上映作品 |
『学校をつくる、難民の挑戦』 |
---|---|
日時 |
2024年11月30日(土) |
会場 |
明星大学 日野キャンパス 32号館 108 |
ゲスト |
加藤めぐみ氏 |
プログラム予定 |
1.履修生発表 |
参加料 |
無料(定員あり・要事前申し込み) |
主催 |
明星大学 人文学部 |
後援 |
国連UNHCR協会 |
参加申し込み方法 |
申し込み受付は終了しました |
あらすじ
『学校をつくる、難民の挑戦』
舞台はインドネシアのジャワ島にあるチサルア。そこはオーストラリアのクリスマス島に渡ることを希望する庇護希望者たち(難民認定を待っている人たち)の通過地点として利用されている。インドネシアで生活する庇護希望者には様々な制限があり、教育や就労も禁じられている。そんな中、庇護希望者の当事者であるムザーファとハディムは「どんな環境にいる子どもでも、教育を受ける機会が必要」という信念のもと、庇護希望者の人々と学校を設立することを決めた。様々な困難を乗り越える難民の挑戦、絆、そして強い意志が感じられる作品である。
[文責:2年 宮野・山本]
主要人物
ムザーファ
アフガニスタン生まれ、パキスタン育ち。写真家としてアフガニスタンで国際開発計画(UNDP)に勤務していたが、タリバンからの脅迫を受けインドネシアに逃れる。チサルア難民学習センター(CRLC)創設者である。
ハディム
アフガニスタン生まれ、パキスタン育ち。クエッタ市で通っていた学校が爆撃されたことを機に、タリバンの迫害を避けるためインドネシアへ逃れる。4度船でオーストラリアへ渡ろうと試みるも失敗に終わる。現在は学校などでCRLCについて広める活動をしている。CRLC共同創設者である。
[文責:2年 宮野・山本]
作品データ
作品情報 |
ドキュメンタリー/2017年/英語/原題The Staging Post/65分 |
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監督 |
ジョリオン・ホフ |
学生レポート
映画の舞台である「チサルア」とは?
チサルアはインドネシアの西ジャワ州に位置する行政区です。およそ71km²の大きさで、人口は2023年半ば時点で約13万2千人。主にアフガニスタンやパキスタンからの亡命希望者や難民、スーダン、エジプト、ソマリアなどアフリカの一部からの難民が多くいると言われています。
[文責:2年 宮野]
本作に登場する「CRLC」とは?
難民には様々な制限があり、その制限は彼らの生活に影響を及ぼしています。例えば、大人は仕事に就くことができず、子供は教育が受けられないのです。このような制限を破ると、第三国への再定住が認められなくなるリスクがあります。
しかし子供たちに教育は必要不可欠です。そこでチサルアの難民たちは力を合わせ、CRLC(チサルア難民学習センター)を設立しました。CRLCは運営も教えるのも難民がすべてこなしています。「誰にでも教育を受ける権利がある」という強い想いを抱き、彼らは支え合いながら今日を生きています。
[文責:2年 山本]
「映像翻訳」履修生の声
映像翻訳の授業を受けて学んだこと
協力してひとつの作品を作り上げること、そして難しい部分に関してはみんなで協力して作り上げることの大切さを学びました。(2年 岡田さん)
元々難民についての知識があまりなかったのですが、授業を通して世界の難民問題について学ぶことができました。また、普段見ている映画の字幕にはたくさんの複雑なルールがあり、手間ひまがかかっていることを自分が翻訳することによって学びました。(3年 前田さん)
ひとつの英単語でも色々な表現があると分かりました。また、ひとつの作品を仕上げるうえで、一か所でも連携を取れてないと大きなミスに繋がってしまうようなリスクがあることも学びました。(3年 剣持さん)
字幕翻訳にはおもしろさと難しさがありました。自分たちが「この字幕がいいと」思っても、先生からのフィードバックでより良い別の案がでてくるということが何度かありました。そこが難しいと思いましたが、フィードバックを受けてまた新しい字幕を考えるという過程が楽しかったです。(4年 足立さん)
翻訳のグループワークで心がけたこと
1年生~4年生までが参加している授業なので、なるべく年齢や学年に関係なく意見を言いやすい環境作りを意識しました。また、翻訳には一つ一つの案が大切なので、意見をたくさん出し合うことも大事にしました。平等性を大切にし、良い意味で遠慮をせずに最もいい翻訳を作ることを考えました。(3年 剣持さん)
自分は4年生という立場だけれど、お互いフラットで対等に話すということを心がけました。私は2年生の頃にも本授業を履修してましたが、その時は周りに先輩しかいなかったので、意見を言いづらいこともありました。今回そういう空気にしたくないと思っていたので、話しやすい空気作りを意識しました。(4年 足立さん)
特別上映会に向けた準備・活動について
チラシ・ポスター制作では、映画の雰囲気を崩さずに情報を伝えることが難しい点でした。今回の上映作品から受けるイメージが青系だったので、そこを意識して配色を考えました。特におもて面のデザインに強くこだわったので、ぜひ見てもらいたいです。(2年 山本さん)
パンフレット制作でこだわったことは、文章をわかりやすく簡潔にまとめること、そして見やすいデザインを作ることです。また、枠を使って区切りをしっかりつけたり、映画を見る時にわかりやすいように補足としての地図や写真を多く使うよう工夫しました。(2年 岡田さん)
上映会を知ってもらうためのライブ配信では、生配信なのである程度話すことを決めなければならない一方、自然な会話になるようアドリブ力も必要だと感じています。また見やすいようにスライドを作ることや、尺の短い時間でどれだけ伝えられるかを考えています。(2年 秋山さん)
SNSなどに載せる動画作成をしています。動画を作ること自体が初めてだったので、構成を考えることや、何秒使うかなど決めることが難しいです。1分の映像でも、作業には何日もかけて作業をしています。(1年 谷さん)
特別上映会への思い
難民に関する映画を見る機会は普段あまり無いと思うので、これを機に興味を持ってもらえたら嬉しいです。また、翻訳にも興味を持って欲しいです。(2年 山本さん)
夏から取り組み続けてきました。授業への参加も選考で選ばれたメンバーだからこそ、ここまで乗り切れたと思っています。全員で頑張って完成させたものなので、ぜひ見ていただきたいと思います。(2年 秋山さん)
前期から携わってきたものなので、上映作品はもちろんSNSもたくさんの方に見ていただき、多くの人に上映会への興味をもって来場してもらいたいです。(3年 剣持さん)
集中講義や授業で頑張って翻訳した作品を上映するので、来てもらえる方々に上映会を楽しんでいただきたいと思います。(4年 足立さん)
コンタクト
お問い合わせ
明星大学国際コミュニケーション学科「映像翻訳」講師/
日本映像翻訳アカデミー 学校教育部門
桜井徹二(さくらい てつじ)
tetsuji.sakuraih.meisei-u.ac.jp
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