現在、総務省では、2017年度までに対象番組の100パーセントにクローズド・キャプション(=CC、聴覚障害者用字幕の手法の1つ)を、10パーセントに音声ガイドを付与することを指針としています。
この動きに伴い、映像のバリアフリー化ができるプロが求められています。そこで即戦力として期待されているのが「映像翻訳者」です。
日本映像翻訳アカデミー(R)では、NPO法人 メディア・アクセス・サポートセンター(MASC)のバックアップのもと、「バリアフリー事業部」を新設。
映像のバリアフリー化を求める人と、放送事業者の方々のご要望にお応えします。
映像のバリアフリー化を進める上で代表的な手法が2つあります。
(1)クローズド・キャプション(CC)
聴覚障害者に対して、テレビ放送番組にセリフやストーリーの進行に関連する音声情報を字幕として表示して説明する手法。CC作業者は「字幕ライター」と呼ばれます。
(2)音声ガイド
視覚障害者に対して、元々入っている台詞や音楽、効果音などの音情報の合間に、画面上の登場人物の行動や、景色、場面の転換などの視覚情報を音声で解説する手法。音声ガイド作成者は「ディスクライバー」と呼ばれます。
日本映像翻訳アカデミーは、映像のバリアフリー化に伴うノウハウの普及や啓蒙活動を目的に設立された、NPO法人 メディア・アクセス・サポートセンター(MASC)の賛助会員です。
バリアフリー事業部では、MASCの指導を受けた専門家が、プロの育成からバリアフリー実務のコーディネートをおこなっており、どんなお客様にもご満足いただくことができるクオリティーや最適な業務フローをご提案します。
メディア・アクセス・サポートセンター
http://npo-masc.org/
現在、バリアフリー事業部には、バリアフリー実務を遂行するスキルを持ったプロが200人以上登録しており、さまざまなボリュームやジャンルの素材、納期やコストにも柔軟に対応しております。また、"ハコ切り"や"スポッティング"などの概念についても、日本映像翻訳アカデミー(R)の講義で、すでに基本スキルを習得している者ばかりですので、素早い対応が可能です。
バリアフリー化には映像に込められたメッセージを正確に見抜き、常に視聴者のことを想定しながら適切な言葉でアウトプットするスキルが求められます。外国語作品のローカライズで培われたスキルに絶対の自信を持つ映像翻訳者だからこそ、圧倒的に質の高いバリアフリー化を実現できるのです。
スタッフインタビュー
http://www.jvtacademy.com/news/?id=612
スポーツ番組、ドラマ、映画、時代劇、バラエティー番組、ドキュメンタリー、情報番組、アニメなど
400時間程度/月(2012年6月現在)