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Vol.15 『インディ・ジョーンズ 若き日の大冒険』 by 塩崎 邦宏


9月のテーマ:自分の生き方に多大な影響を与えたキラリ&映画

皆さん、こんにちは。スクール&翻訳センターで経理を担当している塩崎です。
いつも、学校のエントランスを入って、カウンターから見えるところに座っているので、
お時間があるときはぜひ声をかけてください。

『インディ・ジョーンズ 若き日の大冒険』

最新作が公開されるまで、あと258日!
ずいぶん先ではありますが、『インディ・ジョーンズ・シリーズ』ファンの偽らざる気持ちです。今回は、"映画番外編"的位置付けのTVシリーズを紹介します。TVシリーズがあったなんて知らなかったという人も多いのでは?

スティーブン・スピルバーグとハリソン・フォードは考えました。「いったいインディはどんな青年期を過ごしたんだろう?」

そんな疑問から製作が決定したというTVシリーズ、『インディ・ジョーンズ 若き日の大冒険』。各話(約45分)にシャルル・ドゴールやフロイト、シュバイツァーなど歴史的偉人が登場し、若きインディに人生において大切なものを説くなど、幼少期から青年期のインディの冒険を、映画とは一味異なる角度から描いた作品です。

高校時代、私はこのドラマから大きな影響を受けました。ドラマの中に登場する偉人の伝記を読んでみたり、インディが口にしたセリフから、シェイクスピアを紐解いてみたりと、あまり興味を持っていなかった世界に飛び込むきっかけを与えてくれました。

なかでも印象的なのは、第1話に登場するT・E・ロレンス(名作『アラビアのロレンス』の主人公。実在した英雄です)のセリフ。

「ある国の人と仲良くしたり、もっとよく知りたいなら、その国の言葉を憶えるべきだ。言葉は未知の世界の扉を開く鍵である」

語学の習得に興味を抱きつつあった自分の背中を押してくれた言葉です。

今はこう思っています。「映像翻訳者は鍵職人。一枚の字幕で行き詰っている受講生や修了生は、一度ぜひ手を休めて、皆さんが作り出す"鍵"を楽しみにしている人々のことを、考えほしい――」

皆さんが作った鍵によって新しい世界を知り、人生を豊かにする人がたくさんいるはずです。そんな気持ちで取り組めば、苦しい(?)仕事や課題にくじけそうな時、ほんのすこしエンジンがかかるのではないかと思いました。

『インディ・ジョーンズ 若き日の大冒険』(1992年製作)オリジナル音声(字幕なし)でVHSビデオ版が発売されています。アメリカでは今年の10月23日にDVDが発売されるので、日本語字幕版の発売も近い!?

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『インディ・ジョーンズ 若き日の大冒険』
出演: コリー・キャリアー、ショーン・パトリック・フラナリー 他
製作総指揮: ジョージ・ルーカス
製作年: 1992年
製作国: アメリカ
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