発見!今週のキラリ☆

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vol.28 「旅立ちソング」 by 柳原須美子


旅立ち/別れ

慌てるなよ僕の心よ
慌てるなよ僕の心よ
時はもうそこまで来ているよ
時はもうそこまで来ているよ

心を大きく広げてゆこう
大きな心を支える丈夫な体にしよう
風まかせとか状況 見つつなんて
言っているうちにくたばるぞ

本当に君が思っていることを
ムリヤリ聴かせてやれ

時はもうそこまで来ているよ
時はもうそこまで来ているよ

~真心ブラザーズ「Great Adventure Family」より

これは、私の"旅立ちソング"の歌詞の一部。私が何かから"旅立つ"時、また"旅立とうとする"時に、自然と頭の中で流れ出す曲です。

子供の頃、"将来の自分"を想像することが楽しくて仕方ありませんでした。想像の世界の中では、何にだってなれますからね。ドラマ「ナースステーション」に夢中だった頃は看護師、「スワンの涙」にハマった時はシンクロナイズドスイミングの選手、また、CHAGE & ASKAの大ファンだった頃は、ファンクラブのスタッフになるためにはどうすればいいか真剣に悩みました。

私はただ、夢を思い描くことを楽しんでいたのです。自分が本当に大人になる日が来るなんてことは考えもせずに。

そんな私の"想像ゲーム"は成人になってからも収まる気配を見せず、気づけばリアルに将来を考えるべき年齢に達していました。周りを見渡せば、一緒に夢を語り合っていた仲間たちはとっくに行動を起こしており、私は何だか置いてけぼりをくらった気分に...。1人で悶々とした日々をやり過ごしていました。

冒頭で紹介した"旅立ちソング"、真心ブラザーズの「Great Adventure Family」は、そんな時期を支えてくれた曲の1つです。歌い手である倉持陽一さんのまっすぐな声が、心に突き刺さりました。

夢を思い描くことは悪いことではなくて、むしろ大切なこと。ただ、夢をかなえるためには"覚悟"を決めなければならない。この曲を聴いた時、"想像ゲーム"をすることで漠然とした不安を塗りつぶしていた自分に喝が入りました。

その後、勢いづいた私は日本映像翻訳アカデミーの無料説明会に参加。基礎I、基礎II、実践コースを終え、今に至ります。不安に負けそうになった時は「Great Adventure Family」を聴いて、自分を奮い立たせたりして。クラスメートとの出会いも大きな支えとなりました。

"旅立ち"という言葉には、様々な捉え方があると思いますが、夢と果敢に向き合っている人は、きっと毎日、旅立ちの時を迎えているのでしょう。私にとって、クラスメートは、会うたびにキラリ☆と輝きが増していく勇敢な旅人です。

この先、どんな未来が待っているかは分からないけれど、夢を思い描くことで"挑戦"し続けていきたいと思います。私に覚悟を決めさせてくれた"旅立ちソング"を口ずさみながら...。