9月のテーマ:○○フェチ
この間、ある出版関係者の集まりがあって出かけてきました。
参加者は編集者、作家という面々が中心で、
自由に知り合いを連れてきてもいいというカジュアルな集まりです。
ある参加者が連れてきたのが、一部の人たちの間では有名な
元不良のカリスマと呼ばれる人でした。
彼が10代の時に築いた(!?)伝説的なケンカの数々は
まるで「マンガの世界か?」というくらいすごい!
まさに小栗旬くんの主演で話題となった映画『クローズZERO』のリアル版です。
ちなみに『クローズZEROⅡ』が今秋公開ですので、小栗ファンはぜひ劇場に(笑)
話を戻しますが、元不良のカリスマはもちろん今は立派に更正されていて(笑)
いろんな分野でその才能を発揮されています。
僕もその人を紹介した雑誌の記事などでお名前は知っていたので、
連れてきた人間に紹介してもらいました。
彼と話をして印象に残った話が、「信じる」という言葉の持つ意味です。
彼の元には、彼に相談に乗って欲しいという人間が大勢訪れるそうです。
そしてその誰もが根本的に彼に問うのは、「どうすれば幸せになれるのか?」ということです。
そういった時に彼はきまってこう答えるそうです。
「信じられるものを持て」
彼曰く、「信じることから生まれるパワーは自分と周りの人を幸せにする力を持っている。
他のことから生まれるパワーよりその力はずっと大きい。
例えば"怒り"から生まれるパワーは概して自分と周りを不幸にする。裏切られて、傷つく気持ちより、信じたことで得られる幸せのほうがずっと大きいんだ。
一生、それだけで生きていけるほどの幸せなんだよ。
自分が信じられるモノ、人がある人間は必ず幸せになれる。
そして自分自身が信じられるなら、それが一番幸せだ」
宗教人類学者の植島啓司さんが書いた『賭ける魂』という本があります。
今年の5月に新書として出版されたこの本はベストセラーになりました。
作者の植島さんという人は学生時代に凄腕のギャンブラーとして話題になった人で、
この本の中でギャンブルの心得的なものを説いています。
中の一説にこんな言葉があります。
「何かを信じても勝てるとは限らないが、何かを信じないで賭ける人間はほぼ100%負けてしまうのである。ギャンブルでは、とにかく何かを信じて突き進むと、自分でも予想外のことがいくらでも起こりうるのだ」
「ギャンブルでの話じゃないか!」と怒らないでください。
つまり植島さんが話しているのは、何かを信じることで生まれるパワーがある
ということなのです。
信じることからパワーが生まれます。
信じるパワーが未来を作ります。
そして信じるパワーが私たちに幸せをくれるのです。
ちょっと宗教っぽいですが(笑)
でも、信じる何かを
信じられる誰かを
そして自分自身を信じられるような何かを
今日から見つけていきましょう
今月のテーマがフェチなので、とりあえず今月の僕は信じる「POWERフェチ」でいきます!