10月のテーマ:不思議
皆さん、新学期が始まりました。MTCは今後、その月に発生したお仕事やイベントをお伝えするべく、マンスリー・レポートを発行していきます。記念すべき第1号は、今週の授業で配布させていただきました!皆さんはもうご覧になられましたでしょうか。
今月のマンスリー・レポートには、我らがMTCスタッフからのコメントが載っています。"受講生の皆さんへのメッセージと自分が好きなものを簡潔に書くこと"とマンスリー・レポート担当スタッフから告げられ、パソコンに向かうこと小一時間。受講生の皆さんへのメッセージを書き終え、自分が好きなものを書こうとした途端、キーボードをたたく指がピタリと止まりました。"私が好きなものって、何だっけ?私が好きなもの、私が好きなもの..."と頭の中がグルグルグルグル。"あ、好きなものは分かる。でも、何で好きなんだろう..."と困り果てた私はハッと気づきました。"今まで何かを好きになっても、その理由を考えたことがなかったな"と。
それ以来、何かを好きになったらその理由を具体的に言葉にしていこうと考え始めたのですが、これがなかなか難しい。自分のことなのに言葉にできないなんて、とっても不思議!
例えば、好きになったものを入れるバスケットがあるとします。手に持っている時はちゃんと実体があるのだけれど、それらをバスケットに入れた途端、輪郭はボヤけ、モヤがかかってしまうような、そんな感じ。すべてがボンヤリとしてしまうのです。
これはきっと、好きになったものを、"好きだ"と認識しても(=バスケットに入れても)、その後すぐに別の対象を追ってしまう(そしてバスケットに入れたものたちは輪郭を無くし、ボヤける)のが原因だと思われます。そういえば私は自称"マイブーム浮気性"でした。
いろんなものを好きになるのはいいこと。でも、これからは好きになったものをバスケットにポイポイと放り込むのではなく、きれいに並べて入れられるような、そんな生き方がしたいと思います。バスケットをのぞけば、好きになったものたちをちゃんと見ることができるように。そして、それらをいつでも取り出せるように。
とりあえず、今までバスケットに入れたものたちをすべて外に出して、向き合ってみるところから始めようかと思います。