3月のテーマ:応援
バリアフリー講座が来週、終了する。いま講座の受講生は30分弱という、かなり長めのクローズドキャプション制作の課題に取り組んでいるはずだ。
受講生の中にはすでに映像翻訳の世界で活躍している方もいれば、映像翻訳の実務経験がない方もいる。
さらに飛行機で数時間かけて遠方から来ている方、仕事の合間を縫って時間を捻出し通っている方まで、キャリアや背景は様々だ。
共通しているのは、何が何でも、このスキルを身に付ける! という気迫と表現者としての誇りだ。
講義に入ってみて、それを目の当たりにした。
私をはじめ、スタッフ一同、プロ化のサポートを全力でしていく決意を新たにした。
バリアフリースキルは、いまや映像翻訳者のような、言葉を扱うプロの職能として大変注目されている。
日本語の素材を日本語で伝える、簡単なように思えるかもしれないが、そう思った方は是非、説明会や勉強会に出席してみてもらいたい。
(開催予定は日程が決まり次第、メルマガなどで告知予定)
聴覚障がい者用字幕にしろ、音声ガイドにしろ、映像や音声に頼ることは一切できない。"見れば(聴けば)分かるでしょ"という言い訳は通用しない。
バリアフリーは、見ることや聴くことが困難な視聴者を対象に、日本語で作られた素材を分かりやすい日本語で表現するスキルだ。
一朝一夕で身に付くスキルではないが、言葉を使って何かを表現することに喜びを感じる方はチャレンジしていただきたい。