第14回: 2011年はスリムクラブの年!?
2011年01月06日
明けましておめでとうございます!昨年中は当ブログマガジンをお読みいただき、ありがとうございました。今年もお笑いの楽しさを皆さんと共有していけたらと思っています。引き続きどうぞよろしくお願いします。
さて、今年のお正月もさまざまなバラエティ番組にたくさんの芸人さんが出演し、にぎやかに盛り上げてくれました。こうした番組に登場するのは、昨年、人気を博したり、話題になったりした芸人さんたち。『M-1グランプリ』で悲願の優勝を果たした笑い飯も、今年は「チャンピオン」として、『爆笑ヒットパレード』(フジテレビ)などで漫才を披露し、また『M-1』の後日談を語っていました。『M-1』で優勝が決まった瞬間、哲夫さんははしゃぐようなそぶりを見せていたけれど、西田さんのほうは目を潤ませていた様子。私は敗者復活戦の会場だった大井競馬場で見ていましたが、吹きさらしの寒い中を日がな一日 外で過ごしたのも、そしてこれまで6年間予選から見続けてきたのも、最後の最後であの喜びをたくさんの人と共有するためだったような気がしています。いやはや、見事なエンディングでした。
『M-1』といえば、笑い飯と並んで、またはそれ以上に皆さんの記憶に残ったのは、2位だったスリムクラブのほうかもしれません。独特のたっぷり取った間(ま)が見る人の心をざわつかせ(笑)、それが笑いにつながっていくというような不思議な漫才で、国技館で行われた準決勝でも大いに客席を沸かせていました。決勝進出者発表の場面では、ほかのコンビが拍手や歓声で迎えられる中、スリムクラブのときだけはなぜか会場が大爆笑。確かに準決勝の漫才も面白かったです。面白くはあったけれど、あんな変化球のコンビを通過させるはずがないというのがほとんどの見方でした。それが決勝に進み、さらには笑い飯との接戦を繰り広げるとは...。思いもよりませんでした。
2人には『M-1』以降、仕事が殺到しており、すでに2月末まで休みがないそうです。先日は笑いの殿堂・なんばグランド花月での公演に初出演。お正月のバラエティ番組には間に合いませんでしたが、今後はテレビでスリムクラブを見ることも増えるでしょう。ボケの真栄田さんの声がハスキーすぎて聞き取りにくいのがやや難ですが(笑)、大喜利イベント『ダイナマイト関西』の若手芸人さんが出演した大会『ヤングマスター』では優勝もした実力者(http://www.youtube.com/watch?v=yQ6wNhzT6uM)。『M-1』準優勝がフェイクではないところを大いに見せ付けてくれるはずです。
「賛否両論あった『エンタの神様』」(真栄田さん談)でのフランチェンを経て、『M-1』準優勝を果たしたスリムクラブ。今年の2人の活躍が本当に楽しみです。
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【written by きただてかずこ】 子供の頃からお笑いが好きで、オトナになった今もバラエティ番組を見なければ夜も日も明けぬ毎日。ライブにもしばしば足を運び、笑える喜びにどっぷり浸りまくっている。
【最近の私】今年も『爆笑ヒットパレード』でお正月を迎えた私。毎年恒例、ナイナイ岡村さんとテツアンドトモの絡みが見られて、2011年も楽しく過ごせそうです。