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「野らぼー」:2つで十分ですよ!
2010年09月24日

【written by 鈴木純一(すずき・じゅんいち)】映画を心の糧にして生きている男。『バタリアン』や『ターミネーター』などホラーやアクションが好きだが、『ローマの休日』も好き。
また、日本映像翻訳アカデミーのサイトでコラム「気ままに映画評」を書いています。 http://www.jvtacademy.com/blog/kimama/
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野らぼー.jpgのサムネール画像"うどん"と言われてまず思いつくのは、リドリー・スコット監督の映画『ブレードランナー』だ。2019年のロサンゼルス。ハリソン・フォード扮する主人公が日本料理屋らしき店で、うどんを注文する時に「4つくれ」と言う。すると店員が日本語で「2つで十分ですよ!」と答える。初めて劇場で観た時には「何で2つなのか?」が見終わった後も、ずっと気になって仕方なかった。同じスコット監督の『ブラック・レイン』でも、マイケル・ダグラスと高倉健がうどんを食べる場面が登場していた。

讃岐うどんの店、「野らぼー」は神田駅の北口からすぐのところにある。店に入る
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と、木を使った内装と明るさを抑えた照明で、なかなか落ち着く雰囲気だ。"ゆかいな麺々"と書かれているメニューを見る。どれを食べようか迷ったが、"野らぼーうどん"(780円)を頼んだ。うどんだけでは足りないかと思い、かぼちゃの天ぷら(90円)も追加でお願いする。まもなく、うどんが運ばれてきた。うどんの上には煮干の天ぷら、生卵、わかめ、かつおぶし、ちくわとネギが乗っている。具だくさんでボリュームがあるなと思っていたら、かぼちゃの天ぷらも来た。それも大きな天ぷらが2つ。うどんはコシがあっておいしい。そして煮干の天ぷらは香ばしくて濃厚な味で、あっさり味のダシとのコントラストは絶妙である。かぼちゃの天ぷらも美味だったが、大きくて食べ応えがあったので、「2つで十分ですよ!」だった。

ちなみに、お店の名前「野らぼー」は「野良仕事もせずに、ぼーっとしている」という意味である。確かにその通り。おいしいものを食べてお腹がいっぱいになったら、仕事も忘れて"ぼーっ"としてしまうのだ。

★お店情報★
店名:「野らぼー」神田北口店
ジャンル:和食
住所:〒101-0047 東京都千代田区内神田3-19-8 桜井ビル1階
電話番号:03-5294-2626
交通手段:JR神田駅北口より徒歩1分
営業時間:月~金 11:15~14:30、17:00~22:30 土11:30~14:30
定休日:日曜日