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【予告編コラム】 この男たちの生き様を見よ!『バレット』の予告編
2013年06月14日

【written by 鈴木純一(すずき・じゅんいち)】映画を心の糧にして生きている男。『バタリアン』や『ターミネーター』などホラーやアクションが好きだが、『ローマの休日』も好き。
【最近の私】最近お気に入りのドラマは『あまちゃん』です。そして気をつけているのは、職場で「じぇじぇ!」と言わないようにしていることです。
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シルベスター・スタローンは、『ロッキー』、『ランボー』、『エクスペンダブルズ』など、1970年代から現在まで、熱い男を演じてきた俳優の1人。そして、『ウォリアーズ』『ストリート・オブ・ファイヤー』など、70年代から男たちの魂をフィルムに焼き付けてきたウォルター・ヒル監督。今回は、そんなスタローンとヒル監督が初めてタッグを組んだ映画『バレット』の予告編を紹介したい。

予告編は、スタローンの「俺が何者かわかるか?問題解決人だ」というセリフから始まる。 スタローン演じるジミー・ボノモは、元海兵隊員。逮捕歴26回、有罪2回、そして職業は殺し屋。ここで披露されるタトゥーを入れたスタローンの裸の上半身は、66歳とは思えない筋骨隆々ぶりだ。

ある日、ジミーの相棒が殺し屋キーガン(ジェイソン・モモア)に殺害される。相棒を殺されて復讐を誓うジミー。だが、父親同様、タトゥーを入れたジミーの娘は「パパは足を洗うって言ったはずよ」と父を責める。そしてジミーは「生き方は簡単には変えられない」と答えるのだった。

ここでふと思い出すのは、実際のスタローンの生き方だ。スタローンは80年代に『ランボー』『ロッキー』シリーズで人気を博していたが、90年代初めに『オスカー』『刑事ジョー/ママにお手あげ』とコメディに連続して出演する。しかしヒットせず評判も良くなかった。その後スタローンは『クリフハンガー』で再びアクション映画に復帰。やはり、アクション俳優の生き方は、簡単に変えられないのかもしれない。

話を再び予告編に戻す。

悪名高き殺し屋、最後の仕事が始まる。

最後の仕事とは、親友を殺した男に復讐すること。ここで、アジア系の刑事テイラー・クォンが登場する。演じるのは『ワイルド・スピード』シリーズのサン・カン。テイラーはキーガンを追っていた。ここで、殺し屋ジミーとテイラー刑事が手を組み、キーガンを追跡することになる。異なる環境の人間が共に助け合う姿を描いた映画といえば、ヒル監督には『48時間』がある。ちなみに『48時間』は刑事(ニック・ノルティ)と囚人(エディ・マーフィー)がタッグを組んで事件を解決する映画だった。

さて、ここから予告編は、ジミーとキーガンの殺し屋対決となっていく。いきなり現れるのがクリスチャン・スレイター。スレイターはアクションからコメディなど様々な映画に出ていており、僕のお気に入りの俳優だった。しかし飲酒運転などトラブルもあり、97年には暴力事件で服役。そして最近はヒット作に恵まれていない。スレイター演じるマーカスはジミーに対し、「お前らはキーガンに殺されるんだ!マヌケ野郎!」と叫ぶが、察するにこの映画でマーカスが生き残る確率は低そうな様子。キャラクターとしてはあまり期待できない雰囲気だが、俳優としては末永い生命を願いたい。

スタローンとヒル監督、2人の伝説が放つ悪のバレット(銃弾)

映画で自身のルールを貫いてきたスタローンとヒル監督の『バレット』。どれだけ熱い作品になっているか、映画館で確認してきます!

今回注目した予告編


★『バレット』
監督 ウォルター・ヒル
出演:シルヴェスター・スタローン、サン・カン、ジェイソン・モモア、クリスチャン・スレイター
6月1日より絶賛公開中
公式サイト:http://bullet-movie.jp//