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第10回:笑いから学ぶ、ということ
                ~"コラムを読んでルミネに行こう!"(2)~

2010年10月14日

【written by きただてかずこ】 子供の頃からお笑いが好きで、オトナになった今もバラエティ番組を見なければ夜も日も明けぬ毎日。ライブにもしばしば足を運び、笑える喜びにどっぷり浸りまくっている。
【最近の私】美容院で、なりたい髪形のイメージを伝えるのは難しいという話はよく聞きますが、私は毎回すべてお任せコース。突然パーマをかけられたり、思いのほか短くなったりもしますが、それはそれで楽しいです。ふふ。
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mixture10-1.JPG前回も告知した、課外講座「ルミネにいきまSHOW!」。すでにお申し込みいただいている方もいてうれしい限りですが、その一方で「なぜ映像翻訳を教える学校で、お笑いライブが"課外講座"なの?」と疑問をもった方もいると思います。

当校の課外講座と言えば、映像翻訳のテクニック、そして聖書・スポーツといった周辺知識を学ぶ講座など、いずれも一見して翻訳と関連があると分かるものばかり。それと「ルミネにいきまSHOW!」が同じ位置づけなのは不思議に映るかもしれません。でも、私たちはこれもほかの講座と同じく、映像翻訳に役立つものと考えています。


mixture10-2.JPGその理由のひとつは、芸人さんたちが「日本語のプロ」であるということ。コントや漫才はちょっとしたズレや勘違いが笑いになり、思いがけない展開を生み出すわけですが、それには的確な表現と見る人が状況を理解し、楽しめることが重要です。しかも、ネタの時間は舞台なら7,8分、テレビの場合は長くても3分ぐらい。決められた時間の中で何度も笑いの波を起こすためには、表現により磨きをかける必要が出てきます。......これって、映像翻訳と似ていませんか?

翻訳はコントや漫才のようにゼロから考えるわけではありませんが、私たちにも文字数や尺といった制約がある中で、場面にふさわしい言葉や表現をひねり出し、見る人に楽しんでもらうことが求められます。その力をつけるためには、たくさんの言葉に触れることが何よりの勉強。ならば、今、テレビや舞台など、第一線で活躍している芸人さんたちからも学ばない手はないわけです。


mixture10-3.JPG「でも、いくら『日本語のプロ』と言っても、お笑いに特化した人たちとは目指すジャンルが違う」と思ったアナタ!そんな方にこそ見てほしいのが吉本新喜劇です。それぞれの持ちギャグの応酬とドタバタの連続だろうと思う人もいるかもしれませんが、実は笑いあり、しんみりするところありの、起承転結が非常によく出来たお芝居なのです。

しかも舞台を見に来るお客さんは年齢も性別もさまざま。映像翻訳の素材にも、そういう幅広い人たちを対象にした作品がたくさんあります。もし、皆さんがこうした作品を翻訳する場合、どんな言葉を選び、どんなセリフを作ったらよいと思いますか? 新喜劇にはそのヒントが隠されています。

豊かな日本語表現力と言葉選びの妙が学べるはずの「ルミネにいきまSHOW!」。「勉強させていただきました」という言葉が聞けることを願いつつ、皆さんの参加を心からお待ちしています。

*「ルミネに行きまSHOW!」詳細*
■日 時:2010年11月10日(水)18:30開場 19:00開演
■場 所:ルミネtheよしもと(JR新宿駅南口 ルミネ新宿店2 [7F])
■料 金:3800円(税込)※通常料金より200円OFF!
■対 象:全受講生(「映像翻訳Web講座」含む)、修了生
■申込方法:10月12日(火)より受付。事務局までお電話もしくは、HPからお申し込みください。
※定員になりしだい締め切らせていただきます。
 ※先着順とし、定員に達し次第締め切らせていただきます。
■チケットの引き渡し&お支払い方法:上記HPまたは10月12日発行の臨時メールマガジンでご確認ください。