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「野郎ラーメン 神田本店」:ガッツリ野郎Aチーム!
2011年04月01日

【written by 鈴木純一(すずき・じゅんいち)】映画を心の糧にして生きている男。『バタリアン』や『ターミネーター』などホラーやアクションが好きだが、『ローマの休日』も好き。
また、日本映像翻訳アカデミーのサイトでコラム「戦え!シネマッハ!!!!!」を書いています。 http://www.jvtacademy.com/blog/co/f-cinema/index.php
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11-02-03_005.jpg"野郎"という言葉には特別な響きがある。それは80年代に放送されていたアメリカのドラマ「特攻野郎Aチーム」を思い出すからだ。ベトナム戦争で鳴らした特攻部隊の4人が弱者を助け、不可能を可能にし、巨大な悪を粉砕するAチームの活躍を描いたアクションドラマだ。去年はリメイク映画版「特攻野郎Aチーム THE MOVIE」が公開された。映画ではドラマでおなじみのセリフ「作戦は奇を持ってよしとすべし」や「飛行機だけはカンベンな!」が出てくるなどオリジナル版の雰囲気を残しつつ、破天荒アクションとギャグもありで、"野郎"好きには大満足であった。

神田駅近くに「野郎ラーメン」という店があると聞き、"野郎"好き
11-02-03_002.jpgとしては行かねばならぬと行ってきた。注文したのは、店の名前にもなっている野郎ラーメン(680円)。そして運ばれてきたのは、どんぶりからこぼれんばかりのスープ、山盛りのモヤシとニラ、分厚い大きなチャーシュー。かなりのボリュームである。そしてスープに浮いているのは、背油。ハシでつまめるぐらいの大粒の背油がプカプカと浮いていた。スープは醤油ダレのこってり味だが、太い麺に合っておいしい。チャーシューは柔らかく、炒めた野菜はシャッキリしている。太麺はワシワシと食べ応えがあって"野郎"な感じです。これだけガッツリと食べられて680円はお得である。メニューは他にも「豚野郎」「汁なし野郎」「豚味噌野郎」と、いろいろな野郎たちが揃っています。

神田はラーメン激戦区らしく、野郎ラーメンの隣もラーメン屋だった。他のラーメン屋も開拓してみたくなりました。

でも、ラーメンの食べすぎでメタボ野郎になるのはカンベンな!

★お店情報★
店名:野郎ラーメン 神田本店
ジャンル:ラーメン
電話番号:03-3251-3386
住所:東京都千代田区鍛冶町1丁目5−1
交通手段:JR神田駅南口より徒歩3分
営業時間:11:00-16:00、17:30-23:00(スープ売り切れ次第終了)
定休日:日曜日

「バシのせたが屋 日本橋店」:
          ラーメンと餃子のゴールデンコンビでちょっと一杯

2011年02月04日

【written by きただてかずこ】 子供の頃からお笑いが好きで、オトナになった今もバラエティ番組を見なければ夜も日も明けぬ毎日。ライブにもしばしば足を運び、笑える喜びにどっぷり浸りまくっている。当ブログマガジン「Chewing Over」で「ミクスチャー食堂2」連載中。
http://www.jvtacademy.com/blog/co/mixture/
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テレビで何かを食べるシーンが出てくると、見ているほうまでつい食べたくなってしまう。特にラーメンはヤバい。昨年、『アメトーーク!』(テレビ朝日)で、人気のラーメン店「餃子の王将」と「天下一品」が取り上げられた翌日は、どちらの店も行列になったのだとか。手軽に食べられるということもそういう結果につながっているのだろう。

昨年7月から放送され、今年1月にDVDが出た堺雅人主演のドラマ『JOKER ジョーカー許されざる捜査官』(フジテレビ)にもラーメンを食べるシーンが出てくる。主人公の刑事・伊達一義は、職場では「仏の伊達さん」と呼ばれるほど温厚だが、一方で法によって裁ききれなかった凶悪犯に対しては制裁を下すという2つの顔を持っていた。彼は凶悪犯と対峙する前、いつも馴染みの店でラーメンを食べる。実は、これには伊達が最初に裁きを下したときのことが関連していた...。途中、伊達以外の登場人物にも「別の顔」があることが明らかになるなど、驚きのストーリー展開から目が離せないドラマだったが、私にとっては見る前には必ずおなかを満たしておかないと危険極まりない作品でもあった。

201102041805000.jpgしかし、どれだけおなかを満たしていてもラーメンの誘惑は大きいもの。神田界隈は「ラーメン激戦区」と呼ばれるほどたくさんの店があるが、コレド室町にある「バシのせたが屋 日本橋店」も忘れるわけにはいかない。世田谷区・駒沢にある人気ラーメン店「せたが屋」の系列店で、麺は縮れ麺、出汁は化学調味料に頼らない天然の味でコクとうまみを引き出している。店の一番人気は「せたが屋らーめん」。チャーシュー3枚、半熟味付け玉子、四万十川あおさのりなどがトッピングされ、一見ボリューム満点だが、スープがあっさりしているため、女性にも食べやすい。また、「バシのせたが屋」はほかの「せたが屋」と違い、お酒のおつまみも充実。中でも「バシバシ餃子」は噛むと口の中に肉汁があふれ、思わずニヤけてしまいそうになる。伊達がこれを味わったら、幸せすぎて凶悪犯を裁くことなど忘れてしまうかもしれない。

店の中はレトロな雰囲気で、すべてテーブル席。隣の人201102041808000.jpgが食べるスピードを気にすることなく、落ち着いて食べられるので、女性1人でも入りやすい。「女子会」ばやりの昨今だが、時にはおひとりさまもいいもの。同じラーメン屋でも、コレド室町の中ならわびしさもない。誰の目も気にせず、がっつり食べ、ほんのり酔いたい人におすすめの店だ。

★お店情報★
店名: バシのせたが屋 日本橋店
ジャンル:ラーメン
電話番号:03-5200-0200
住所:東京都中央区日本橋室町2-2-1 コレド室町3F
交通手段:地下鉄銀座線三越前・JR新日本橋直結
営業時間:ランチ 11:00~15:30/ ディナー 17:00~23:00
定休日:コレド室町休館日に準じる