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第40回:妄想の感動的な思いをギターとハーモニカにぶつけるピン芸人、「馬と魚」くんを熱烈応援宣言します!
2014年02月27日

【written by きただてかずこ】 子供の頃からお笑いが好きで、オトナになった今もバラエティ番組を見なければ夜も日も明けぬ毎日。ライブにもしばしば足を運び、笑える喜びにどっぷり浸りまくっている。
【最近の私】やっと少しずつおもしろいことが見つかってきました。先日は加藤浩次さん、おぎやはぎの矢作さん、六角精児さんなどが出演した舞台『イルネス共和国』を見てきました。思わぬゲストも出て、すごく楽しかった。楽しいって素晴らしい...と思いながら、銀座でひとり呑みをして帰ってきました(笑)。
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なんやかんやと急にわさわさし始め、テレビもあまり見られず、ライブもほとんど行けず、しばらくの間、「またここに何か書ける日が来るかなー...」と、ぼんやり思っていました。

そんな私が昨年暮れから今年正月にかけて、久しぶりに「やっぱお笑いがすき!」と思えるようになったのです。そのきっかけになったのは、ピン芸人「馬と魚」くんでした。

去年から東京でも放送された『オールザッツ漫才』(TBS)で気になり、年末の『ぐるナイおもしろ荘 若手にチャンスと愛を誰か売れて頂戴SP!』(日本テレビ)ですっかりやられ、『新春大売出し!さんまのまんま』で「今年は馬と魚くんを全力で応援する!」と決めると同時に、あちこちの動画サイトで彼の姿を探してはネタの見事な構成に惚れ惚れしていたのでした。

ギターとハーモニカでさまざまな歌ネタを繰り広げる馬と魚くん。「もしあのミュージシャンがこんな歌を歌ったら...」というネタは、マキタスポーツさんなどもやっていますが、私が心を撃ちぬかれたのは、親しくもない先輩ともしめっちゃ仲が良かったらという妄想ソング「××さん、ありがとう」。

ネタが受けずに肩を落として道頓堀を歩いていると、不意に鳴る携帯電話。誰かと思って出てみると、それはやさしい兄さん。あるときはナイナイ岡村さん、またあるときは千原ジュニアさん。妄想だから誰でも出てきます。「なんや、ちょっとすべったぐらいで。...お前、日本酒飲めるか?」...落ち込む後輩を飲みに誘って、勇気づけてくれる。その言葉に応えるように、ナイスタイミングで馬と魚くんは切なく熱くハーモニカを吹くのです(笑)。

また、あるときには、うまくお客さんを笑わせられなかった彼にさんまさんが声をかけます。「ネタがすべったぐらいで落ち込んで。......でも、舞台袖、オオウケやったで」...もちろんここでも馬と魚くんの心の喜びと感動の涙を表すようなハーモニカが鳴り響きます。

最近は自ら信頼できる先輩に電話するパターンもあるようです。でも、いずれも曲調はどこかエリック・クラプトンの『Tears in heaven』風味。いえ、いいんです、そんなことは。妄想なのに、どれもしみてくる彼の言葉。そして何度も聞くうちに、私には彼が星野源に見えてきましたよ(末期)。

そんな馬と魚くんの勇姿を見ようと、昨日は『R-1ぐらんぷり』準決勝を見に行きたかったのですが、諸般の都合により叶わず...。

しかし!彼は決勝に残ってくれました。おめでとう!架空の姉ちゃんは、チケット5枚いや、10枚でも20枚でも、100枚でも握りしめて、応援してるで!
http://youtu.be/nRt7k_Ehe6M