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第36回:No More無駄遣い!
     だけど気になる『ヨシヒコ』周辺と『世界の料理ショー』

2012年12月28日

【written by きただてかずこ】 子供の頃からお笑いが好きで、オトナになった今もバラエティ番組を見なければ夜も日も明けぬ毎日。ライブにもしばしば足を運び、笑える喜びにどっぷり浸りまくっている。
【最近の私】今年は本文中に書いた以外に、関ジャニ∞のデビュー8周年記念イベントに明け暮れた1年でもありました。大晦日の『紅白歌合戦』は号泣しながら見てるかもしれません(苦笑)。いよいよライブのチケットが取りにくくなっていることが心配ですが、今後の彼らの活躍が楽しみでもあります。
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今年もさまざまなテレビや舞台を見ましたが、その中で特に印象的だったのが『勇者ヨシヒコ』関連のあれこれと、10月から始まった『世界の料理ショー』の再放送。どちらも心の狂喜乱舞が止まらず、時間もお金もそれなりにかけてしまいました(笑)。

その1:『ヨシヒコ』が止まらない!

それは昨年放送された『勇者ヨシヒコと魔王の城』(テレビ東京)が始まりでした。「予算の少ない冒険活劇」を全面に打ち出したこのドラマは全国に中毒患者を増やし、私もその1人に。今年は『ヨシヒコ』絡みのさまざまなものが気になり、あちこちに出かけたり、テレビにかじりついたりしていました。

主だったところでいうと、1月には『ヨシヒコ』の監督・脚本を担当した福田雄一さんが手がけた舞台『スパマロット』を観劇。春には、こちらも福田さんの作品『ガラスの仮面』風ドラマで、HKT48の指原莉乃さん主演の『ミューズの鏡』(日本テレビ)と人気子役・鈴木福くん主演の『コドモ警察』(TBSテレビ)に毎週興奮していました。『コドモ警察』については、11月に行われたDVD発売記念イベントにも行き、生のコドモたちの小ささに改めて驚愕(笑)。そして夏には『ヨシヒコ』で魔法使い・メレブを演じたムロツヨシさんの舞台『muro式.6』へ。6年前から行われている『muro式』ですが、私は今回が2度目。ヨーロッパ企画の本多力さん、永野宗典さんとのお芝居とコントの中間のような舞台はこれまた中毒性があり、たぶん来年も行っちゃうでしょう。先月は、その本多さんと永野さんが出演したヨーロッパ企画のお芝居『月とスイートスポット』を見てきました。終演後のトークショーにはムロさんが登場し、『muro式』の3人で熱いお芝居の話を繰り広げていました。

テレビのほうでは今秋、『勇者ヨシヒコと魔王の城』に続く、『勇者ヨシヒコと悪霊の鍵』が放送され、さらには脚本が販売になり...と、もはや1年を通してフィーバー状態。そんな今、とても気になっているのは山田孝之さんのツイッターです。フォロワーの質問にトリッキーな返事をする山田さんのつぶやきは、1つも見逃したくないと思うほど(苦笑)。ツイッターの世界の「山ちゃん」は、もはや南海キャンディーズの山里さんではなく、山田孝之さんかも。時にメレブやムラサキとの絡みも見られますよ。

その2:『世界の料理ショー』との再会!

今から40年近く前にテレビ東京で放送された『世界の料理ショー』。この番組は、料理研究家のグラハム・カーがバターや牛乳をたっぷり使い、当時まだ日本では珍しい食材を交えながら、世界の料理を作って見せるというもの。日本語吹き替え版のグラハムの軽妙なおしゃべりと共に、見る人に「外国」を感じさせる番組でした。

私がこの番組を見たのは、東京での放送から数年後。東北の片田舎の小学生だった私は、毎週土曜日のお昼に1人留守番をしながら見ていました。純和風な昼ごはんを食べながら見る『世界の料理ショー』は、完全に別世界の話。番組終了後、ムダに牛乳を飲んだり、練乳をなめたりしていたのは、何とか現実のものとして捉えようとしていたからなのかもしれません(笑)。番組スタッフの「スティーブ」をネタにしたトークや、最後に観覧に来ていた人のうち1人を試食に招く様子など、大昔に見たわりには今もかなり鮮明に覚えています。

あれから年月を経て、久しぶりに見た『世界の料理ショー』では改めて気づくこともいろいろありました。まず、分量がやたら多い回があること。『ポークギドニー詰め フランス風』は15人前でご案内。豚肉4.5キロ、さらに豚の腎臓が3個って、放送当時の日本の家庭では絶対ムリでしょう。それから、日本語版のグラハムの吹き替えをしていたのは「~しちゃったりなんかして」といったアドリブ調やダジャレ交じりの吹き替えでおなじみの広川太一郎さんだと思い込んでいましたが、実際はゲーリー・クーパーの吹き替えで知られる黒沢良さんが担当。映像翻訳を学んだ今見ると、吹き替えとは言え完全なリップシンクになっていないところがあったり、顔の出ない材料の説明部分は自由度が異様に高かったりと、多少気になるところもあります。それでも、当時これだけの番組を訳して、声をのせるのはかなり大変な作業だったことでしょう。

何年か前のDVD-BOX発売の際、涙を呑んだ『世界の料理ショー』。自分へのお年玉ってことで買っちゃおうかな~(あ、また無駄遣い...)。