「ショコラ・バー パスカルカフェ」:女の心をとかすチョコレート
2011年11月11日
【written by 好中由起恵(よしなか・ゆきえ)】スイーツがだいすきで、食後にあま~いものは欠かせない。時間がなくて食べられないときでも、持ち歩けるチョコやグミなどを口にほうり込む。スイーツにあわせてブラックコーヒーを飲むのが至福のとき。-----------------------------------------------------------------------------------------
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恋愛小説のマエストロである江國香織は、自身が結婚する際に夫に約束してもらったことがあると、エッセイ集「いくつもの週末」に綴っている。それは、「何があったとしてもよその女にはチョコレートをプレゼントしない」というものだ。
―私はなぜか昔から、チョコレートは男が女に贈るものだと思っている。......甘くて贅沢な、快楽を伴って口のなかでとけるチョコレートは、男が女の心をとかすためのものだとしか思えないから。(「いくつもの週末」より)
この文章を読んでからというもの、もしもだいすきな男のひとがチョコレートを食べに連れて行ってくれたら、なんて甘美なことだろう...!と思わずにはいられなかった。しかし、誰かと一緒に行く前に、まずは一人でチョコレートを堪能したい。そこで今回は、いつか来る「その日」の下見として「ショコラ・バー パスカルカフェ」を訪れてみた。
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私が注文したのはボンボンショコラセット。お店で一番のオススメであるシャンパンとチョコレートの組み合わせを楽しむことにした。チョコレートは好きなものを選べて、店員さんのチョイスを聞くこともできる。私が選んだのはキャラメルガナッシュ、フランボワーズ、ナッツを飾ったスペシャリテの3つ。なかでもシャンパンと味わうフランボワーズは絶品だった。
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チョコレートと恋は似ている。こっくりと甘いもの、渋くほろ苦いもの。味わうまでは分からない。しかし、それが双方の放つ魅力だ。
★お店情報★
店名:ショコラ・バー パスカルカフェ
ジャンル:カフェ、チョコレート
電話番号:03-3231-3475
住所:〒103-8265 東京都中央区日本橋2-4-1 日本橋高島屋 3F
交通手段:JR「東京駅」八重洲北口から徒歩5分 東京メトロ 銀座線・東西線「日本橋駅」B1出口 都営地下鉄 浅草線「日本橋駅」から徒歩4分
営業時間:10:00~20:00 定休日:不定休(高島屋に準ずる)