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「串カツ甲子園」:なにわの味
2011年07月08日

【written by おおひらしょうご】食う、飲む、遊ぶがモットーのダメ人間。将来の夢は主婦、もとい主夫。料理好き。
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ウルフルズの1995年の曲、「大阪ストラット」のPVは今見ても非常に面白い(PVはYouTubeで無料公開中)。ロケ地はもちろん大阪で、阪神タイガースの帽子を被った青年と、革ジャンにど派手なワイシャツを着たヤンキーっぽい男性、そして町のおっちゃんやおばちゃん(すべてボーカルのトータス松本が演じている)といういかにも大阪人たちの掛け合いが最高なのだ。僕は関西出身で大阪の高校に通っていたので言わしてもらうが、早口でまくし立てるようなしゃべりのテンポや会話の中身はまさに「ザ・大阪ワールド」。例えば、喫茶店の場所を教えるのに「この道ブワーッと行ってグワーッと曲がってでっかいビル、ボワーン立ってるからその角シュッと曲がんねん」という擬音だらけで説明をするシーンがあるが、実際に大阪の人は道案内をするときにブワーッみたいな擬音をよく使う。

IMG_0174.jpgもし大阪に行く機会があれば道を聞いてみよう。擬音を交えながら丁寧に教えてくれるはずだ。大阪に行く機会はないけど大阪の雰囲気を味わってみたい、というのなら、「串カツ甲子園」に行ってみたらどうだろう。"本場 新世界の味"と書かれた看板の横には大阪の観光名所である通天閣と、そこに安置してある幸福の神様"ビリケンさん"の写真パネルが飾ってある。入り口から大阪っぽくどぎついデザインだ。大阪で普通、「串カツ」と注文すれば細長い牛肉の串カツが出てくるのだが、この店ではその牛の串カツが1本90円と安さも大阪並。ステンレス製の深い容器にタップリ入ったソースに串カツをジャバッと漬けて食べるのが本場大阪の食べ方だ。ソースはみんなで使うから、もちろん"二度漬け禁止"。細かいパン粉の衣に、シャバシャバしてとろみが少ないソース、そしてキャベツは食べ放題と、大阪の串かつ屋をかなり忠実に再現していて、ちょっとした旅行気分を味わえるんじゃないだろうか。ちなみに店の場所だが、神田駅の東口を出てブワーッと行った所にあるから簡単に分かるはずだ。

★お店情報★
店名:串カツ甲子園 神田店
ジャンル:串カツ屋
電話番号:050-5815-3316
住所:東京都千代田区鍛冶町2-12-13一番街共同ビル1・2F
交通手段:JR神田東口徒歩1分
営業時間:【月~金】17:00~23:30(LO.23:00)【土・祝】17:00~22:00(LO.21:30)【日 曜】16:00~21:00(LO.20:30)
定休日:無休